P/F=乳蛋白質/乳脂×100
P/Fは、上の式により求められるが、ルーメン発酵の状態を表しており、適正範囲は75〜90%である。平成12年の月別乳脂率、乳蛋白質率、P/Fの推移をグラフ16に示した。P/Fについては最高が9月の85.6%で、最低が3月の80.8%となることから、いずれも適正範囲にある。乳蛋白質率については、平均範囲が3.20〜3.30%となっているが、平成12年の乳蛋白質率については、最高が11月、12月の3.28%で、最低が7、8月の3.10%となり、夏場の7、8、9月が範囲外となっていて注意が必要となっている。しかし繁殖に関して酪農大学の小岩教授によれば、授精適期に蛋白質率が3.2%以上ある場合は、受胎率が低下するので、授精では高蛋白質率に注意が必要とのことである。 |