平成8年から平成12年までの経産牛産次別構成比の推移をグラフ11に示した。初産構成比は、平成8年の35.8%から平成12年の31.7%まで毎年減少している。これは、経産牛頭数が平成8年に51.5頭、平成12年に51.2頭となることから、初産頭数は平成8年が18.4頭、平成12年が16.2頭となり、初産が2.2頭減少したことになる。2産、3産、4産の構成比については毎年増減し、一定の傾向が見られない。5産以上の構成比については、平成8年の8.7%から平成12年の11.8%まで毎年増加している。5産以上を頭数にすると、平成8年が4.5頭、平成12年が6.0頭となり、1.5頭増加したことになり、初産が減り5産以上が増えたことから、供用年数を伸ばそうとする傾向がある。また経産牛の平均産次は、平成8年が2.4産、平成12年が2.6産となったことからも供用年数が伸びている。 |