高病原性鳥インフルエンザ防疫強化緊急対策事業に係る
講習会を開催しました

  
 平成20年10月24日(金)にホテル金沢で、(社)石川県畜産協会と(社)石川県獣医師会家畜衛生部会が合同で、高病原性鳥インフルエンザ防疫強化緊急対策事業に係る講習会を開催しました。

 当日は養鶏農家の指導にあたる関係者を中心に多くの方が出席しました。

 研修会の講師として、北海道大学大学院獣医学研究科 微生物学教室 OIE 高病原性鳥インフルエンザリファレンスラボラトリーの迫田義博先生を迎え、「野鳥と高病原性鳥インフルエンザの関係」と題し講演していただきました。

 高病原性鳥インフルエンザは、伝染力が強く、死亡率が高い伝染病で、日本では1925年以降発生がなかったが、2004年1月に山口県で発生して以来、各府県で散発的に発生が認められています。ひとたびこの伝染病が発生すると、発生農家にとどまらず、周辺地域や養鶏業界全体に大きな影響をもたらします。

 今年北海道と秋田で野生のオオハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された事例が紹介され、蔓延しないようにするためには、長靴の水洗や踏込み槽による消毒など基本的なことをきちんと励行することが大切だという説明がありました。

 みなさん農家指導を行う際の参考にするために、真剣に講演に聞き入っていました。

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