平成22年度家畜伝染病防疫訓練が開催されました

  
 平成22年10月14日(木)に、押水農村環境改善センター・産業センター「ネクサス」及び石川県畜産総合センター・旧押水放牧場跡地にて、石川県主催の家畜伝染病防疫訓練が開催されました。

 
当日は県や畜産関係者など約180人が参加し、県内で口蹄疫や鳥インフルエンザの発生に備え、防護服の着脱や家畜の殺処分の方法等を訓練しました。

 旧押水放牧場にて口蹄疫が発生、町の体育館に現地対策本部が設置されたと想定し、訓練が行われました。体育館では、実技訓練として問診・防護服の着用までの流れを行い、発生農場(旧押水放牧場)へバスで移動しました。

 現地に到着すると、帽子・マスク・ゴーグル・薄手、厚手の手袋・長靴の順に着用し、長靴や手袋をするときには、隙間がないようガムテープで密着させていました。全ての着衣を終えるのに約10分ぐらいかかり、着るのに苦労している人もいました。

 
牛、豚、鶏の殺処分では実物や模型を使って説明が行われました。埋却時には深さ約4メートルの穴に家畜の模擬死体を入れ、その上に消石灰を散布しシートで覆う等実際に発生したかのような訓練が行われ、みなさんは真剣に取り組んでいました。
 作業後、ウイルスを体につけて帰らないよう全身消毒し、防護服を脱衣するときには裏返しながら脱いだり、農場から離れるときには新しい防護服を着るなど最後まで気が抜けず、徹底した防疫体制に驚いている人もいました。
 最後には畜産関係車両や一般車両の消毒方法を学び、特に畜産関係車両の場合は車体や、足元のシート、ハンドルなどの消毒も徹底して行っていました。





 今回の訓練で改めて家畜伝染病の怖さや、家畜伝染病が国内に侵入しないよう防疫体制を徹底しなければならないという意識が高まりました。


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