平成22年度地域畜産ふれあい体験交流会を開催しました
〜平成22年度地域畜産ふれあい体験交流活性化事業〜

  


 平成22年8月19日(木)に能登町の西出牧場ならびに内浦放牧場にて、地域畜産ふれあい体験交流会を開催しました。金沢市内の児童43名、保護者10名の合計53名が参加しました。

 当日は炎天下となりましたが、児童たちは暑さにも負けず、元気いっぱいでした。
 
 現地到着までの2時間のバスの中で、県内の畜産状況やビデオ鑑賞をして、畜産について理解を深めました。また、畜産クイズを行い、正解者にはTシャツ等の賞品が当たることもあり、児童の皆さんは真剣な表情で考えていました。
 
 10時30分に西出牧場に到着し、西出氏の紹介と注意事項を受けた後、2班にわかれて搾乳体験、バター作り体験を行いました。また、それと並行して、飼料給与体験、ロールに落書きを行いました。
 一通り体験を終えた後に、西出氏がロールのラッピングの実演を行いました。ロールがあっという間にラッピングされていくのを見て、児童たちはとても驚いていました。
 

◆搾乳体験
  初めは要領が分からずとまどう様子も見られましたが、西出氏のアドバイスのおかげで、次第にコツをつかみ上手に搾乳を行っていました。児童の皆さんは、乳房の柔らかさや牛から勢い良く出る温かいミルクに感動していました。
 
◆バター作り
  牛乳と生クリームを混ぜ合わせて振って分離させることで、作ることができます。みんな汗を流しながら、一生懸命な様子で容器を振って、バターを作っていました。炎天下の中の作業だったため、なかなか固まらずに時間がかかりましたが、全員作ることができました。自分で作ったバターの味は格別に美味しかったようです。出来上がったバターはクラッカーに乗せて試食し、友達と味の比較を行っていました。


◆飼料給与、ロール絵描き体験
  ホルスタインの牛に飼料給与を行いました。草を美味しそうにもくもくと食べる姿は、とてもチャーミングでした。ロールにお絵描きを行い、カラフルなロールが沢山できました。
 

 
 
昼食は、植物公園でバーベキューをしました。食事の前に、肉の部位等の説明を行いました。自然の中で自分たちで作りながら食べる食事は美味しく、にぎやかで楽しいものとなりました。
 
 昼食後は、石川県農業開発公社内浦放牧場にて、放牧された牛を見学しました。壮大な草地を自由に走り回る牛の姿は新鮮でした。牛がいっせいに寄ってきたので、子供たちは大喜びでした。

 暑い中、熱射病もなく無事に、1日で盛りだくさんのメニューをこなしました。アンケートでも参加者全員が「楽しかった」や「また来たい」と回答しており、好評を得ました。子供たちにとっては家畜と触れ合う貴重な機会に恵まれた他、命の大切さ、また、牛の乳を搾るという生産の過程から、牛乳を使ってバターを作るという加工の過程まで体験することができ、夏休みの良い思い出になったことと思います。
 

 

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