高病原性鳥インフルエンザ講習会を開催しました

   宮崎県での鳥インフル発生時の対処場面
 平成21年12月11日(金)に石川県庁第1102会議室にて、石川県農林水産部農業安全課と(社)石川県畜産協会が合同で、高病原性鳥インフルエンザ講習会を開催しました。

 当日は養鶏農家の指導にあたる関係団体、関係市町を中心に約70名が出席しました。

 研修会の講師として、鳥取大学農学部附属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター長の伊藤壽啓先生を迎え、「我が国で発生した高病原性鳥インフルエンザ」と題し講演していただきました。

 インフルエンザのA型は人の他に様々な哺乳動物や鳥に感染し、致死率が0%の低病原性ウイルスを鶏雛継代していくと、高病原性に変異し、致死率が高率になります。愛知県でウズラに発生したが、日本は平成21年4月19日に清浄国になりました。
 最近は、新型インフルエンザウイルスの出現で鳥インフルエンザについての意識が薄れてしまっているので、国内侵入することがないように、きちんと取り組むことが大切です。
 

 もう一方講師として、宮崎県家畜保健衛生所の赤塚先生に「高病原性鳥インフルエンザ発生農場における経営再開について」ということで講演をしていただきました。

 宮崎県では過去に鳥インフルエンザが3農場で発生し、その際の殺処分や焼却・埋却について説明がありました。現在は、周辺住民に説明会を行って理解を得られたため、経営を再開することができました。

 みなさん農家指導を行う際の参考にするために、真剣に講演に聞き入っていました。

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